近況報告2006年3月26日
大西匡哉
UPEPOアフリカの風ネットワーク
カテンベ腎臓移植基金の設立にあたって
カテンベの紹介

ナイロビは久々に冷たい雨が降り、乾いた土を潤しています。
しかし話によると海岸地方ではではほとんど雨が降っておらず、長引く乾期にみな辛抱しながら生活していることと思います。

カテンべは順調に透析を続けており、体調も安定しています。
足腰は依然として良くなく歩くのもやっとの状態が続いていますが、表情はだいぶ明るくなり、病気に対しても前向きに立ち向かって行こうとしてるのが見て取れます。

先週の火曜日、カテンべと家族のみんなでナイロビナショナルパークの一角にある、「ゾウの孤児院」と「キリンセンター」に行ってきました。
カテンべは実物を見たこともないのにスケッチブックにゾウの絵を書いていたので、それを見た千晶さんが「本物を見せてあげたい」といって、連れて行ってくれたのでした。
ゾウの孤児院は、ケニヤ各地で密猟者などに親を殺害され、孤児になった子象やサイの子供などを集めて、ある一定期間世話をしているところです。
初めて間近で見る子象たちに、カテンべは少々おびえながらも興味深く眺めていました。が、3歳の妹マリアムは初めて見る異様な生き物に驚き、泣き出してしまいました。
キリンセンターでは二人とも大きなキリンたちに(キリンたちの唾液で手をべとべとにしながら)喜んでエサをあげていました。
カテンべは長いこと病院以外の場所へ行くこともなく退屈していたところだったので、いい気分転換にもなり、とても楽しんでいました。

さて、カテンべの腎臓は今ほとんど機能していないので、透析を受け続けなければ生きられない状態です。
透析は機能しなくなった腎臓にかわり、血液を浄化してくれるのです。
この透析を受けるのに毎回15000円以上の費用がかかります。
カテンべは週に3回の透析を受けなければならないので、透析だけでも月に20万円以上かかる計算になります。
現在透析にかかる費用は募金から直接出しているので、事実上日本のみんなのおかげで命をつないでいることになります。
協力してくれている皆さん、ありがとうございます。
しかし一方現在募金は足踏み状態が続いており、このまま行くとあと数ヶ月で募金も底をつき、透析を受けられなくなってしまう可能性も出てきています。
透析を受けられないということは、それはそのまま死を意味します。
そこで、みんなでもっとアイディアを出し合って協力の輪を広げて行きたいと思うのですが、どうでしょうか?
横浜ハランベーはチャリティイベントとして素晴らしい成果を上げましたし、各地でコツコツ募金活動をしてくれている人たちもいます。
JIWEではチャリティCDを作ろうというアイディアもあります。
フリーマーケットの売り上げを寄付してくれた人もいます。
自分はそれほど出せないけど、とにかく周囲の人たちに声をかけまくって募金してくれているひともいます。
アクセサリーやTシャツを作って、その利益分を募金しようと言ってくれている人も居ます。

みんなでアイデアを出し合えばいろんな可能性が見えてくると思います。

日本で暮らしていたときは人の命の価値について、真剣に考える機会もあまりなかったように思います。
しかし、ここでの暮らしは「人が死ぬ」ということが当たり前のように目の前にあり、死と背中合わせで生活している人も大勢いる。
銃犯罪も日常茶飯事だし、「だれそれが先週死んだらしいよ」なんて話しもよく耳にする。

貧困や経済格差で苦しい生活をしてる人も数え切れないほど沢山います。
一日に飢餓で死んでしまう人が全世界で5万人もいて、一方日本国内で一日に捨てられている食品の量が3000万食もあるという話も聞きました。

世界中の人々の命の価値が平等ではないとしたら、一人でも多くの人が自分よりも不幸な環境に置かれた人を、それぞれのできる範囲で手助けできれば、世の中はもう少し幸せになるんじゃないでしょうか。

みんなの協力でカテンべに少しでも多くの生きる希望をあげられたらと思います。
よろしくお願いします。
2006,3,26  大西匡哉
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by keep_music | 2006-03-27 11:46 | 経過報告
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