近況報告 2006年7月25日
早川千晶

カテンベ腎臓移植基金の設立にあたって
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昨日カテンベが退院しました。
輸血が効いてヘモグロビンの数値があがり、様子もだいぶ落ち着きました。
お医者さんに「もうこれ以上病院にいても、できることは何もないから、とりあえず家に帰って休みなさい」と言われて退院することになったのです。




意識はだいぶしっかりしてきたものの、体に後遺症のようなひどい痙攣が残っています。
手などを動かそうとしても、ガクガクと震えてしまい、うまく動きません。
だんだんと回復してくるとよいのですが・・・・。
とにかく1日も早くインドへ、と思っています。緊急に、飛行機の予約も開始しました。8月21日出発便をおさえました。
航空会社のお医者さんとも連絡を取り始めました。
インドのコーチンにある、AIMSという病院に入る予定です。
まずは腎臓提供者であるお母さんの十二指腸潰瘍の治療をせねばなりませんし、カテンベの全身状態も整えなければならないと思います。
なので長期覚悟です。
私と匡哉は9月21日から日本ツアーがすでに組まれており、そのために9月16日にナイロビを出発して日本に向かわねばなりません。
本当はこれが終了してからカテンベをインドに連れて行き、ずっと付き添うつもりだったのですが、もうこれ以上待つことはできません。
日本ツアーをキャンセルすることもできないので、インドには匡哉が連れて行ってとりあえず2週間、付き添ってカテンベとお母さんが慣れるような手配をします。
そして彼らをインドに置いて匡哉は日本ツアーに出発します。
およそ1ヵ月半、カテンベとお母さんを2人だけにするのはとても心配なので、急きょ、付添い人を手配しました。
お母さんは英語が話せませんので、インドではとても不自由すると思うのです。
村からナイロビに出てきただけでも、生活の違いにとまどい、とてもストレスになってしまったのだから、違う国にいったら、どれだけ大変だろうかと思います。
そこで、英語が流暢で、機転が利いて、病院とカテンベたちの間に入って何かと世話ができ、私たちとの連絡もメールでできるような人物、そして、滞在中のお金の管理もできるような人、ということでみんなで相談しました。
リリアンがベストですが、彼女はマゴソスクールがあるし、自分の家族のこともあるから長期で留守できません。
家庭教師のオティエノ先生にも相談しましたが、彼は専門学校に行っているのでそれを休むことができません。
そこで、もうこの人しかいないという人物は、ジュンバ・ラ・ワトト(ミリティーニの子供の家)の先生をしてもらっている、キベラ出身のバハティ君です。(21歳)
彼はお父さん、お兄さんが牧師で、本人もとても信心深く、そして明るい性格で、とても前向きにがんばる人です。
ジュンバ・ラ・ワトトのほうが人手不足になってしまいますが、そこはみんなで協力し合って乗り切るしかありません。
バハティと電話で話し合い、そのように決定しました。
8月21日に一緒に出発して、2週間の間、匡哉がいろいろ指導をして、インドでのいろいろなことになれてもらいます。
そして私たちが日本ツアーの間は、彼がカテンベとお母さんを支えることができるようにしたいと思います。
長期になりますから、食事のことなどもストレスたまらずにすむように、いろいろ気を配りたいと思います。
8月下旬からたまたまインドにいらっしゃるような方で、励ましてくださるような方がいたら、ぜひカテンベたちを助けてあげてください。
特に、スワヒリ語ができる人がいたら、遊びに来てくれたらすごく心強いと思います。
話し相手がいないことは、とてもつらいと思うのです。スワヒリ語で話せる相手がいたら、とても気が休まると思います。
コーチン在住のケニア人をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ紹介してください。
今、ナイロビで不自由な暮らしをしているとはいえ、私のキベラの仲間たちなどが四六時中彼らを訪ね、それによってだいぶ気がまぎれていたと思います。
おとつい病室でおしゃべりをしているとき、お母さんがつくづく、そのように言っていました。
カテンベは病院の食事には食欲がわかず、ほとんど食べることができず、(当然ですよね。私も病院の食事は食欲がわきません。)、
私とリリアンとでいろいろな食事を作って運びました。
カテンベのリクエストは、大好物のゲゲー(ビクトリア湖の魚)とシマ(ウガリ)でした。
私たちが運んできた食べ物をすごく喜んで、カテンベとお母さんはもりもり食べました。
それを食べながら、お母さんは、「ほんとにありがたいわねぇ。こうして家から何百キロも離れていても、みんなのおかげで、家にいるような気持ちにさせてもらえる」と言っていました。
インドに行ったら、さぞかし不自由だろうし、さびしいし、心細いだろうと思います。
そういう精神的なものが手術の経過にはすごく影響するそうです。
日本ツアーが終わったら、匡哉はすぐにインドに向かう予定で、私も行こうと思っています。
コーチンで励ましてくれる方、手伝ってくれる方がいらっしゃいましたら、ぜひよろしくお願いします。
インドに到着したら携帯電話を買いますので、また番号をお知らせします。
8月5日にインドで病院の下見をしてきます。私と匡哉は8月14日に帰ってきますので、次の報告はそれ以降になります。
これからもどうかよろしくお願いします。


早川千晶
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by keep_music | 2006-07-26 11:55 | 経過報告
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