近況報告 2006/2/23
大西匡哉

さて、近況報告です。
カテンベは2月20日にM・P・SHAHホスピタルを退院しました。本当はもっと早くに退院してもいいと医者には言われていたのですが、まだ歩くこともできないカテンベが宿泊できる場所を確保できていなかったので、大事を取る意味でも入院延長をお願いしていたのです。病院ではナースたちに気に入られてかわいがられていましたが、透析時にICUに連れて行かれる以外は、病室のベッドで寝てるだけの生活ですこしうんざりしてたので、退院できて嬉しそうでした。
現在はとりあえず、ウフルパークのそばにあるYMCA(安宿)にママカテンベと一緒に宿泊していて、そこからDrムォンゲラのクリニック、ナイロビ腎臓センターへ、週2回の透析をしに通っています。キベラにあるアパートの一部屋が週末にも空くそうなので、手続きをすませ、週明けに移動できれば、当分はそこで生活して行くことになるでしょう。
きのう退院後はじめて腎臓センターへ透析を受けに行きました。腎臓センターはその名のとおり腎臓専門のクリニックで、透析ユニットと書かれた部屋には9台もの透析機が置かれ、M・P・SHAHの陰気くさいICUとは雰囲気がだいぶ違い、明るい現代的なクリニックといった印象です。そこに来る人々も、高価なスーツに身を包んだいかにも成金ふうのおっさんや、深いしわに歴史を感じさせるインド系の老人など様々です。村で生活していたらこのような医療を受けられる機会はまずありえないので、そういう意味ではカテンベはラッキーといえるかもしれません。今までそんな医療を受けられずに命を落としていった人が大勢いることでしょう。
とはいえ、左肋骨あたりの動静脈から管を通され、人口的に血液を浄化しなければ生きて行けないなんて、その透析すら耐えがたい苦痛を伴うというのに。この日も2時間を過ぎた頃から表情が曇り、血圧、心拍数が異常に高くなり、やがて激しい頭痛に襲われ、声をあげて泣いていました。
カテンベは段差のない平地だったら50歩以上は壁などにつかまりながら歩けるまでになっています。体重も26kgと2kg増えました。この2週間でやっと死の淵から生還したのです。
しかし一方で、腎臓移植がそう簡単でないこと、日本でさえ術後の拒絶反応などで苦しんでいるかたも少なくないそうで、お金だけでなくまだ様々な問題をかかえている状態です。ケニアで調べられることにも限りがあるので、とくに貞方さんをはじめ医療関係の方々、移植に関するいろんな情報をいただけるとありがたいです。
また募金箱を設置しようとしてくれている方や、チャリティーイベントなどを企画してくれてる人、こちらでも手伝えることがあれば言ってください。医者の診断書なんかも用意するつもりです。
すでに連絡が入っているだけで15万5千円が集まっています。
もっと大きな輪になっていけるように、みんなの意見やアイデアなどどんどん寄せてください。
またカテンベへのメッセージもどうぞよろしく!
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by keep_music | 2006-02-26 12:54 | 経過報告
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